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2006年05月21日

 ■ 大量更新、タイヤ・ホイールサイズ
[ MOD ]

先週の時点で出来てる物から更新していけば良かったんですが、更新作業('A`)マンドクセと思って溜めてたら凄い量に…。

ReeferはリアのフレームとバンパーのUVマッピングを修正、マッドフラップを固定するブラケットを少し現実っぽい形状に、ウィンカーを赤色に発光するように変更、ノーマルスキンを廃止しました。全て今日アップしたDryvanと同じ仕様に合わせました。
Dryvanは見た通りですが、プラカード・ホルダーは本のように捲るタイプ(Flip Placard Holder)にしました。用途によって前後左右それぞれ2つずつ付けてるトレーラも現実にはありますね。

FlatbedのSideKitは国内の平ボディに相当する仕様ですね(たぶん…)。
仕組みは、例えばこのメーカーのページを見てみて下さい。ここのInstallation Manualを見るとFlatbedのサイドにあるポケットに支柱を立ててその間にパネルを入れて壁(平ボディでいうアオリ)にするようです。で、左右の支柱にアーチ型のバーを付けてその上からシートを掛けるという感じですね。
まな板がそのまま平ボディとしても機能するというのは合理的ですね。このページのようにバルクヘッドに収納機能もあるので余り邪魔にならないし。

Dropdeckは単純にカッコイイので作りました。
後述するホイールの件で現実の車両とは少し違う部分があるかも。積荷は先週書いた通りゲームの物を流用しました。固縛のやり方は少し現実っぽく修正してます(見たこと無いので想像ですけどw)。

ホイールMODはゲームのだとハブ周りが現実のとは違うのでその辺を重視しつつあまり重く(ポリゴン数が多く)ならないように作ってみました。厳密なポリゴン数のカウントはしてませんが、ファイルサイズでは大体2〜2.5倍程度で済みました。デザインはトラック・トレーラに奇抜な物を付けたいとは思わないのでオーソドックスなタイプのを参考にしてます。真円で作らないといけないので難しいかなと思ってたんですが、実際はそうでもなかったです。

私の作り方は以下の通りです。
20060521_01.png1. まず、ZModeler2のテンプレにあるCylinderで適当なサイズの円柱を作り(ゲームのタイヤに合わせるなら20角形、分割数はお好きなように)、ModifyのMoveやScale等を使って好みのカタチに修正します。分割数が足りなかったら、Modify→Submesh→detachで一部を切り離して、そこにポリゴンを足して補完してください。モデルの中心は座標の中心になるようにしてください。

20060521_02.png2. 次に穴(ハブのボルト穴ではなくデザインの方)を作ります。穴のデザインにもよりますが、これもテンプレを元に作ったほうが楽で良いです。とりあえず1つだけ作り好みのカタチ・位置に置きます。そして、作った穴モデルを穴の数だけコピーしModify→Rotateで回転させます(Shiftキーを押しながらRotateで任意の角度を指定できます)。

20060521_03.png3. 全てのモデルをAttachで1つにまとめたら本体モデルの穴を開けたい部分のポリゴンは削除します。そして、穴と本体を繋ぐ感じでポリゴンを足していきます。

20060521_04.png4. 体裁を整えて完成。

あと、タイヤサイズ・ホイールサイズについてですが、詳しい事はいすゞのトラックゼミナール等に書いてありますので説明しませんが、例えばトラックやトレーラのメーカーのスペック表を見ると11 R 22.5と書いてあります。この場合、前から順番にタイヤ幅(11インチ)、タイヤ構造(ラジアル)、リム径(22.5インチ)となります。扁平率が書いてありませんが、この場合は扁平率100%(タイヤの幅と高さが同じ)という事で省略されていると思われます。
Dropdeck等に使う扁平タイヤの場合は乗用車と同じような表記で255/70 R 22.5と書かれますが、この場合タイヤ幅の単位はミリメートルです。

ここで私が作った小径ホイールが問題になってくるんですが、あれは実は結構いい加減に作った物なので現実の低床用扁平タイヤ・ホイールとはサイズが全然違ってたりします…。上記のサイズの例を見れば分かりますが、どちらもリム径は余り変わりません。と言う事は私が作った小径ホイールは思ったよりも小さいという疑いが出てくる事に。orz

で、気になってゲームオリジナルのタイヤ・ホイールサイズを調べてみたところ、大体280/67 R 25というサイズになりました。今日アップした新しい小径ホイールは280/46 R 21.6でした。ゲームのはタイヤ幅が現実のよりも明らかに太い(と言うより扁平率が低い・リム径が大きい)ので、タイヤ幅を無視して両者を比較するとリム径は約3インチの差、小径ホイールの扁平率は約68%となります。

現実のタイヤの直径は、11 R 22.5は約113cm、255/70 R 22.5は約93cm。差は約20cmで約18%の低床化という事になります。
ゲームのタイヤ・ホイールと小径ホイールでは、前者が約102cm、後者が約82cm。差は約20cmで約20%の低床化という事になります。

まとめると、ゲームのタイヤ・ホイールと小径ホイールを比較した場合(タイヤ幅は無視する)、小径ホイールのタイヤは扁平率68%で20%の低床化になる。という事で、現実のタイヤ・ホイールと比較してもさほど悲観するほど小さすぎるという訳でもないらしいという結果になりました。(`・ω・´)

Dropdeckを作ってる時に小径ホイールが小さすぎる(かもしれない)から辻褄が合うように作らんとアカンなぁと思ってたんですが、出来上がってみれば割と良い感じに作れたんじゃないかと思いますがどうでしょうか。トレーラ全体がちょっと低すぎる気がしないでもないですが(タイヤハウスの隙間がカツカツ)。
小径ホイールのタイヤ外径を修正しなかったのは、他のMODに影響しないようにする為です。私自身のも含めて、小径ホイールを使ったMODが結構ありますので、それらに影響すると全部修正しなければいけなくなるので。
それと、小径ホイールを使ってるMOD特有?の症状で、一番最初初めて連結する前は明らかにタイヤが地面にめり込んでます(Showroomでも同じ症状)。トレーラ全体が通常よりも低くなってるので、トラックを着けたときにカプラが当たってトレーラが上下に跳ねる場合があります。跳ねる事で連結前に既にダメージを食らってるという場合があるので、ゆっくり着けた方が良いと思います。この症状の解決方法は今のところ分かってません。


投稿者 pete379jp : 2006年05月21日 22:20